北京証券取引所の設立はハイテク産業パークの発展に有益である。2012年に武漢東湖新技術産業開発区、上海張江高新技術産業開発区、天津浜海高新区の三つのハイテク産業パークが「新三板」の上場試行地区に認定されて以降、ハイテク産業パークの「新三板」への参入の進展が注目を集めるようになった。現在の状況から見て、成都市、南京市、深セン市などの国家級ハイテク産業パークが上場試行地区の第2陣となる可能性が高く、その他のハイテク産業パークも十分に期待できる。
華泰証券の趙湘鄂アナリストは「新しい取引制度は市場内取引を手本とし、現在の委託売買からオークション方式へと移行し、2014年以降にマーケットメイク制度が導入される見通しだ。通年で10―20社が新たに試行範囲に加わるだろう。試行は順序に従って徐々に進められる方針で、2013年に2回に分けて試行する産業パークを増やし、第1陣は両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の開催前後、5-8社ほどの企業が上場すると見られる。第2陣は下半期の予定で、8-10社が上場する」との見方を示した。2013年に試行が見込まれるハイテク産業パークは、重慶高新区、杭州高新区、成都高新区、西安高新区、深セン高新区、杭州高新区、長春高新区、長沙高新区、済南高新区、大連高新区、蘭州高新区、合肥高新区、蘇州高新区などで、中には新製品や新技術の開発などをきっかけに人気を集める材料株もあり、投資は産業パーク、証券会社、ベンチャーキャピタルが中心となる。
「中国証券報」より 2013年1月16日