B787の相次ぐ故障を受け、日本と米国が使用の一時停止を発表した。ボーイング社はこのほど声明を発表し、謝罪を表明した。相次ぐ故障を受け、B787の中国導入がさらに延期されると分析する声もある。中国新聞網が伝えた。
ボーイング社はB787を「ドリームライナー」と称しているが、立て続けに「悪夢」に見舞われており、今月だけでも数多くの故障が発生した。
共同通信社の報道によると、16日に山口宇部空港から羽田空港に向かい出発した、全日空692便B787の機内で煙が発生し、高松空港に緊急着陸した。
日本航空のB787は13日、成田空港の整備作業中に燃料漏れを起こした。7日に米ボストンに向かった日本航空のB787は、バッテリーの故障により客室内に煙が発生した(負傷者なし)。8日と9日には、別の2機のB787が燃料漏れやブレーキ系統の不具合により、離陸を取り消した。10日には全日空のB787の計器が故障を誤報し、便が欠航となった。