景気が回復し始めており、企業収益も回復していることが市場の共通認識となっているが、生産能力過剰問題は依然として暗い影を投じている。消息筋は、「関連部門は各業界に対する集中的な調査を開始しており、生産能力の過剰に対するより力強い政策措置を年内に実施す予定だ」と話す。18日付中国証券報が伝えた。
新しい過剰生産能力抑制の政策・措置として、業種参入基準の引き上げ、立ち遅れた生産能力淘汰の推進、企業の合併・再編の推進等が含まれるとされている。中国は2012年、19の工業業種で立ち遅れた生産能力の淘汰に関する目標を設定したが、実施状況は望ましいものではない。エネルギー高消費業種の投資がなお拡大し続けており、過剰生産能力による圧力が一層深刻化しており、現在の景気回復の持続性にも影響を与えうると指摘されている。
「中国証券報」より 2013年1月18日