中国証券監督管理委員会(証監会)は21日、『株式会社の海外公募増資及び上場に関する審査申請資料リストと申請書様式』(以下、『申請書様式』)を発表し、海外(台湾、香港、マカオを含む)における株式の新規公開・発行(メインボードや創業ボードでの上場)、株式の増発(株式派生商品を含む)に必要な申請資料を簡素化した。22日付中国証券報が伝えた。
2009年11月に発表された規定に比べ、『申請書様式』では海外での株式の新規公開・発行に対し、以下の文書の提出が不要となった。国外の投資銀行が発行する実現可能性の分析及び受託販売に関する意向調査、会社所在地の省級人民政府或いは国務院関連部門の海外上場に関する同意書、国家発展改革委員会発行の申請者が海外上場を申請することに関する意見書、関連する仲介機関及び業務員の資格証明などの書類。注目したいのは、国外のメインボード、創業ボードでの上場で提出が必要な資料に関して、いずれも海外の会計準則に従って調整した財務報告書と会計監査報告書(草稿)が不要となったことである。
「中国証券報」より 2013年1月22日