安倍首相は金融政策と成長戦略によって、日本をデフレから脱却させようと考えている。しかし専門家は、無限に紙幣を印刷して経済が好転しなければ、人々のサラリーが上がらないまま物価が上昇することになり、ギリシャの二の舞になると指摘する。
ドイツ紙「ディ・ヴェルト」の1月13日付ウェブ記事によると、友好的な国家である日本は、謙虚で目立たない存在だった。しかし2012年末、安倍氏が首相に就任すると、全世界、特に金融市場から注目されるようになった。
安倍氏は総選挙中のさなか、強大な隣国かつライバルである中国をさんざん皮肉ってきた。しかし彼の勝利は、日本が地政学だけでなく金融分野でも強硬な手段を採ることを意味していた。