中国内陸部不動産企業、香港IPO市場の回復を後押し
経済の低迷が続いた2012年から2013年に入り、「適格国内機関投資家(QDII2)」制度試行開始への期待感が高まったことで、香港の新規株式公開(IPO)市場は好調なスタートを切り、一部新規上場銘柄が人気を集めている。22日付中国証券報が伝えた。
今後の見通しについて、QDII2制度が予定通り実施されれば、今後の香港のIPO市場を大きく促進することは間違いない。香港IPO株の株価が内陸部市場より大幅に低いため、新規公開株を狙う傾向が強い内陸部中小投資家の間で人気となると見られる。
また、内陸部の不動産企業が香港で資金調達を行う動きも最近盛り上がりを見せている。新規上場銘柄を見ると、2012年12月、香港証券取引所では旭輝集団(00884 HK)、江蘇新城(01030 HK)、金輪天地(01232 HK)の3社がIPO公募を実施した。2013年は内陸部の不動産企業が更に3―4社、香港で上場するとの見方がある。