中国全人代委員長、アジア太平洋地域の平和的・協力的発展を訴える
中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会の呉邦国委員長は28日、ロシアのウラジオストクで開かれている第21回アジア・太平洋議員フォーラム(APPF)年次総会に出席し、『平和的発展の堅持、協力・ウィンウィンの促進』をテーマに基調演説を行った。29日付中国証券報が伝えた。
呉委員長は「アジア太平洋地域の平和的・協力的発展の促進は、同地域諸国が共に担っていく責任であり、同地域の人々の切実な願いでもある。われわれは戦略的立場から、地域情勢と地域関係を観察し、平和と安定を断固維持し、互恵協力の強化に努めるべきである。会議期間中、各国、各レベル、各分野での意見交換と交流を強化し、会議での交流が議会間の関係発展を促進する建設的な役割を果たせるよう努めるべきである」と話した。
呉委員長はまた、「中国の発展は他国と世界への挑戦ではなく、ましてや脅威でもない。中国は平和的発展、協力・ウィンウィンの関係を引き続き推し進め、人類の平和と発展という一大事業により一層貢献していきたい」と強調した。