中国国務院は先般、『所得分配制度改革の深化に関する若干の意見』(以下『意見』と略)を承認し、各地、各部門が『意見』を忠実に実施するよう求めた。6日付中国証券報が伝えた。
『意見』では、「多元的資本市場の発展を加速させ、上場企業配当制度を徹底し、監督・管理の強化を通じて投資家、特に中小投資家の合法的権益を保護する。金利の市場化改革を進め、預金・貸付金利の受容変動幅を適度に拡大するなど預金者の利益を保護する。銀行の料金徴収基準を規範化する。債券型ファンド、通貨型ファンドなどのファンド商品をより充実させる。条件が整えている企業における従業員持株計画の実施を支持する。不動産賃貸料、株式配当金収入など住民の所得獲得ルートを広げる」ことが提起され、さまざまな手段による住民の財産性収入の増加を図ると強調された。
「中国証券報」より 2013年2月6日