中国、公募ファンド業務の参入条件を引き下げ
中国証券監督管理委員会(証監会)は18日、『資産管理機関の公募証券投資ファンド管理業務の展開に関する暫定規定』を発表した。同規定は6月1日より実施される。『暫定規定』は、証券会社、保険資産管理会社、私募ファンド管理機関が直接公募ファンド管理業務を取り扱う条件を適切に引き下げ、条件を満たす株式投資管理機関、ベンチャーキャピタル管理機関などその他の資産管理機関が、ファンド管理業務の取り扱いを申請できるという規定が加えた。19日付中国証券報が伝えた。
証監会の責任者は、『暫定規定』の発表後、条件を満たす資産管理機関は情報システム、制度整備、人員募集などの準備作業を進め、『証券投資ファンド法』が実施される6月1日以降に、証監会に業務実施の申請を行うことができるとしている。今後、上述の資産管理機関は長年の資産管理業務の経験と高い知名度を活かし、多くの資金の資本市場への参入を促し、ファンド保有者により良いファイナンシャルサービスを提供することが可能となるという。