中国は主要経済体を引き続きリード
「国民経済・社会発展統計公報2012」(以下略称「統計公報」)が本日正式に発行された。統計公報によると中国の国内総生産(GDP)は2012年に初めて50兆元の大台を突破し、51兆9322億元(前年比7.8%増)に達した。2011年と比べると多少の減速が続いているが、世界の主要国・地域よりも明らかに速く、世界経済の成長への貢献率は引き続き上昇した。
社会全体の固定資産投資は前年比20.3%増の37兆4676億元で、物価要因を差し引くと、実質19.0%の成長となった。全国の公共財政収入は前年比12.8%増の11兆7210億元だった。
中国の経済構造調整は昨年、積極的な進展を遂げた。GDPに占める割合は第2次産業が前年比1.3ポイント減の45.3%、第3次産業が前年比1.2ポイント増の44.6%となった。
国家統計局の謝鴻光副局長は統計公報について「国際的には欧州債務危機は安定的解決への効果的方法を依然見出せず、ユーロ圏の大部分の国は成長力が弱い。米国は失業率が高止まりしている。新興国の経済成長は期待を著しく下回っている。こうした複雑な国際環境の下、わが国が国民経済の減速の中での安定化、経済・社会発展の安定の中での進歩という全体的構造を実現したのは、実に容易でないことだ」と述べた。
「人民網日本語版」2013年2月24日