先進国は金融・通貨をめぐる手段をますます多用することで危機を他国に転嫁しようとしており、こうした動きにともなって米国、日本、ユーロ圏の各国における通貨の切り下げは独立した行為から連携した行為へと変わりつつある。中国を含む発展途上国は、引きずり込まれて帳尻を合わせる役目を負わされる可能性がある。こうした世界の経済局面に直面して、中国には原油価格メカニズムのさらに深いレベルでの改革が必要であり、価格の弾力性を高めるか、価格への観測の自発性を高めるかしなければ、つじつま合わせをさせられる局面から脱することは不可能だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年2月26日