民用航空機販売機数トップの座を奪還したボーイングは、その中国市場への欲望がますます膨張している。ボーイング中国のMarc Allen総裁は先般、3月に中国への納品数1000機を達成し、年間納品数が60%以上増加するなど、2013年のボーイング社の中国関連業務が好調な展開となるとの見方を述べた。
世界経済が減速し続けているにもかかわらず、世界航空大手各社の新しい航空機導入への情熱が航空機製造業を絶好調な発展時期へと盛り上げている。ボーイング社、エアバス社が公表した2012年業績報告によると、2社の同年の新航空機納品数がいずれも歴史最高記録を達成した。2012年、ボーイング社は民用航空市場業績でエアバス社を圧倒し、新航空機納品数が601機、新規受注数は1203機となったのに対し、エアバス社はそれぞれ588機、914機にとどまった。受注残の面でも、エアバス社が4682機に対し、ボーイング社は4400機とリードを取っている。ボーイング社とエア・バス社がすでに今後7年分の受注を獲得している。