中国証券監督管理委員会(証監会)は、6日に発表した『人民元適格海外機関投資家国内証券投資試点弁法』と『人民元適格海外機関投資家国内証券投資試点弁法の実施に関する規定』で、人民元適格海外機関投資家(RQFII)制度の適用機関数を拡大し、投資範囲に対する制限を緩和するとともに、市場の状況に合わせて自主的に投資対象商品を選定することが可能であるとも定めた。7日付中国証券報が伝えた。
規定によると、RQFIIは今後認可された投資枠組みにおいて、下記の人民元建て金融商品に投資することが可能となる。証券取引所で取引或いは譲渡されている株式・債券・ワラント(新株予約権証券)、銀行間債券市場で取引されている固定収益商品・証券投資ファンド・株価指数先物・証監会が許可したその他の金融商品。また、RQFIIは、新規発行株式、転換社債、株式増発、株式割当関連の購入申請を行うことも可能となる。
「中国証券報」より 2013年3月7日