全国政協委員である中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は、政府活動報告において、広義マネーサプライ(M2)の伸び率目標が13%前後に定められたことについて、「これはあくまでも想定目標である。過去のデータが土台となっており、通貨供給量の伸びが速すぎてはいけないという意味で理解する必要がある」との考えを示した。6日付中国証券報が伝えた。
2013年1月のM2の伸びは15.9%に達した。周総裁は中国証券報の記者に対し、「年始のM2増加率が高いということがよくあるもので、祝日要因による影響もあるため、今後の動向に引き続き注視する必要がある」と話した。
また、政府活動報告において、「金融政策は資本市場の安定した健全な発展を促進すべき」との方針が示されたことに対し、周総裁は「人民銀行は徹底して取り組む」と述べた。
「中国証券報」より 2013年3月7日