審査の厳格化で、30社の新規株式公開(IPO)審査待ち企業が上場の夢をあきらめることになった。また、初期的な審査をパスした企業の自己審査報告の提出期限も迫っている。投資銀行関係者は、「IPO審査待ち企業の自己審査報告書の提出が来週に集中するだろう」と見ている。12日付中国証券報が伝えた。
市場関係者からの情報によると、今のところ、自己審査報告を出した企業はまだないが、初稿が既に完成し、チェックを行ってる企業が多い。予定では、提出期限が3月末であるが、3月中旬にも一部企業が先に提出すると見られる。自己審査報告の提出と同時に、修正した目論見書を提出する必要もあるが、ある審査待ち企業の関係者は、「資料の提出で機先を制することで、自信をアピールできるだけでなく、企業の早期上場にもプラスとなる」と指摘している。「先にラストスパートをかけたものが勝ちを手にする」との考えである。
「中国証券報」より 2013年3月12日