中国大手保険会社、中国人寿保険の楊明生会長が同社の利益が2012年から確実に改善するとの見方を示したというメディアの報道について、中国人寿保険は、「2013年の業績改善は中国人寿保険集団全体の業績について言ったものであり、中国人寿保険だけを意識して言ったものではない」と説明した。12日付中国証券報が伝えた。
記者のインタビューに応じた際、楊会長が「2013年の利益は間違いなく改善する。更に、2013年は不動産業が保険企業の重要なターゲットの一つになる」と話したが、中国人寿保険は、「この発言は、集団の今後の業績改善に対する楊会長個人の望みである。楊会長は中国人寿保険集団公司の会長でもあるため、この発言は集団全体に対するものである。不動産業が重要なターゲットになるとの発言も、保険業種全体に対しての見方であり、中国人寿保険の具体的な投資戦略について言ったものではない」としている。
「中国証券報」より 2013年3月12日