社会主義の新農村で暮らしている「器用な婦人」は、マントーや料理を上手に作ることができ、お年寄りや子供たちの面倒を見る面でプロであるばかりか、さらに喜ばしいのは器用な両手が廃品を新奇品のようなものに変えることができ、豊かになる道を切り開くことに長じていることである。
3月6日午前、山東省沂源県西里鎮(町)江家峪村では、何人かの身に流行の服をまとった、笑顔を浮かべた美しい婦人たちが、はやばや村民委員会の中庭に集まった。それは「器用な婦人たちが『金珠』といわれる木作りの珠を刺し連ねる」コンクールであった。傍らに立ってコンクールを見ていた婦人連合会幹部の王由紅さんは、「時代は移り変わり、今や、農家婦人の家事、資産管理の意識にも新たな変化がみられるようになった」と語り、続いて彼女は1粒の木作りの珠を手でつまみ、「以前は毎年、どの農家の門前にもすべて廃棄された果樹の木がいっぱい積み重ねられていて、資源をむだにしていたばかりか、村の環境にも極めて大きな影響を及ぼすことになった。これらのまるい木作りの珠はモモの木、リンゴの木で加工したものである。もともと非常に安い値段の木を珠状に作り上げ、さらに婦人たちの器用な手による刺し連ねと編み作業を経て、アイデアに富んだ、きれいな座布団などの工芸品に変身した。現在、農家の入り口のところがきれいになったばかりか、1つの作品は何百元で売ることもできるようになった。婦人たちは手間賃だけで一日100元を稼ぐことは問題なく、しかも家事をおろそかにすることがないのだ」、と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月22日