東京の水道水は以前も安全だったが、カビ臭・カルキ臭がして美味しいとは言えなかった。今やこの状況に変化が生じた。東京は近年、水道水に対して高度な浄水処理を行い、オゾンの酸化作用を用いカビ臭の原因となる物質を分解し、活性炭の吸着作用および活性炭内で繁殖した微生物の分解作用により、カルキ臭を100%除去できるようになった。高度な浄水処理を行った水道水の比率は2008年に62%に、2010年に71%に達し、2013年は100%を目標としている。
東京水道局は水道水に関するキャンペーンを毎年実施している。参加者は一般的な水道水と高度な浄水処理を行った水道水を比較すると、前者に明らかなカルキ臭を感じるが、後者は無味無臭で口当たりが良いことに気づく。