東京水道局は「安全でおいしい水プロジェクト」の一環として、100%の水道水をペットボトルに詰め「東京水」のラベルを張り、都民に提供している。500ml入りの「東京水」の価格は100円で、一般的な飲み物の価格を約20円下回る。「東京水」は現在、東京体育館、東京ビッグサイト、上野公園、都庁展望台などで販売されている。「東京水」は豊島運送株式会社から電話で購入でき、価格は1箱2500円とミネラルウォーターと大きな差はない。2011年度に生産された「東京水」は50万8000本に達し、2004年の5倍となった。東京水道局の関係者は、「東京水」が一つのブランドになることを信じているかのようだ。
東京の水道水にも、不安が生じることがある。東日本大震災を受け、多くの人は基準を上回る放射性物質が含まれることを恐れ、水道水を直接飲まなくなった。ミネラルウォーターが一時的に大人気となり、多くの店舗で売り切れが生じた。しかし関連部門の検査結果によると、水道水に含まれる放射性物質は基準を超過しなかった。一定時間後、人々は水道水を飲む習慣を取り戻した。
「人民網日本語版」2013年3月24日