「割安・大量」は、先月の中国レアアース輸出を形容する一言だ。本紙が24日に得た情報によると、中国の今年2月のレアアース輸出量は前年同月比289.12%増の1106トンに達したが、レアアース価格は前月比で低下した。北京商報が伝えた。
中国のレアアース輸出価格はこれまで数カ月間に渡り低下を続けており、今年1月の下げ幅は37.56%に達した。2月のレアアース輸出が急増した原因について、五鉱証券の鉱産業界アナリストの陶敏敏氏は、「昨年同期の輸出量が284トンと少なすぎたことが主因だ」と指摘した。また2月のレアアース輸出量の急増は、価格の下落による影響を受けた。データによると、2月のレアアース価格は1トン当たり2万2650ドルとなり、前月の2万5540ドルから11.32%低下した。