中国国家鉄道局の「三定方案」(大部門制改革の中で組織・定員・機能を確定する方案)が先般正式に通達されたことにより、中国の鉄道部門の体制改革が本格的な実施の段階に突入した。15日付中国証券報が伝えた。
「三定方案」においては、国家鉄道局の監督・管理面における職責が強化される一方で、企業の自社車両による鉄道輸送への参加に関する審査・承認や、鉄道インフラ建設関連の大・中プロジェクトの実施などに関わる14項目の権利が取り消された。
審査・承認に関する権利が国家鉄道局から確実に切り離されれば、鉄道業企業にとっては大きなメリットとなる。これにより、今後鉄道業の関連建設と設備製造に対する需要も着実に増加すると見られる。
「中国証券報」より 2013年4月15日