中国国務院の李克強総理は先般、新指導部誕生後初の専門家・企業関係者による経済情勢座談会を開催し、当面の経済情勢に対する見方や意見を聴取した。15日付中国証券報が伝えた。
専門家と企業関係者の意見発表後、李総理は「2013年、中国経済は良いスタートを切っており、さまざまな面の見通しも明るい」と述べた。
李総理はまた、「マクロ政策の面で、安定的な経済成長を重視するだけでなく、産業のグレードアップにもより一層目を向けるべきである。中国経済の発展は今、更なる飛躍を遂げるための難関突破の重要時期にある。短期的な視野と長期的な視野の両方を持つことが不可欠で、短期的な問題に的確に対処し、経済の合理的な成長ペースを維持すると共に、発展の質と効率向上をより一層重視し、経済のモデルチェンジ・グレードアップに一段と力を入れ、雇用の拡大と住民の所得向上にも努めるべきである。どの政策も、当面の問題を的確に解決するだけでなく、長期的な発展の余力の向上、中国経済のグレードアップに寄与しなければならない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月15日