日本が超量的緩和策を始動 円安がアジア経済の脅威に

日本が超量的緩和策を始動 円安がアジア経済の脅威に。 日本の輸出企業は近日、円安進行により多くの利益を手にし、特に自動車メーカーは最大の受益者となっている。数日前までは円安について固く口を閉ざしていた電子・家電メーカーもこのほど、円安のメリットについて語るようになった。しかし円安はアジア諸国に深刻な影響を与える…

タグ: 量的緩和 安倍 為替 貿易 円安 

発信時間: 2013-04-14 09:22:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日銀は4月4日、新たな特大規模の量的緩和策を発表し、世界の注目を引きつけた。これによる円安の勢いは、予想を上回るものとなった。日本の輸出企業は近日、円安進行により多くの利益を手にし、特に自動車メーカーは最大の受益者となっている。数日前までは円安について固く口を閉ざしていた電子・家電メーカーもこのほど、円安のメリットについて語るようになった。

しかし円安はアジア諸国に深刻な影響を与える。交通銀行金融研究センターの陳鵠飛研究員は、「円安はアジア諸国の為替レートに直接的な打撃をもたらす」と指摘した。フィリピン、韓国、マレーシア、タイなどの通貨は1月の時点で、為替レート上昇率が1%を上回っていた。これに円安進行、日本のさらなる量的緩和策の懸念が加わり、世界の短期資本の新興国への流入が加速しており、各国の通貨の相場が上昇し、さらに物価上昇の懸念が強まっている。みずほ証券アジアの沈建光チーフエコノミストは、「円安により、アジアのその他の通貨の相場が短期的に上昇する。しかし今後の世界資本流動は混乱を極めるため、世界の貿易・投資に対して全体的に負の影響を与える」と分析した。

円相場は今年以来13%弱低下しており、輸出商品で日本と競争関係にある韓国が、大きな影響を被っている。円安の勢いは、韓国政府と業界の懸念を深めている。韓国の公式データによると、今年2・3月の韓国の対日輸出額はマイナス成長を持続し、それぞれ17.4%・18%減となった。円安により韓国製品の価格競争力が低下したことで、韓国の3月の対米輸出額は15.4%減に、対EU輸出額は8.3%減になった。日韓両国の商品は、この2大市場で最も熾烈な競合を展開している。

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