海外投資銀行は金融政策の動向について、まったく異なる論調を呈している。このほど中国中央銀行(中国人民銀行)は3カ月物手形入札を再開し、「2013年第1四半期中国金融政策執行報告」を発表した。外資系投資銀行はこれに対して、「将来的に金融政策が緩和されることはない」、「金融政策が緩和に向かう」といった、異なる解釈を示した。
金融政策は緩和か引き締めか?
UBS銀行の首席中国エコノミストの汪涛氏は、「中央銀行は短期間内に現在の金融緩和策を維持するが、シャドーバンキングへの監督管理の強化により、今後数ヶ月の信用貸付の増加率がやや低下する。政府は今後、金融政策を緩和することもなければ、景気刺激策を講じることもない」と予想した。