中国の電子商取引大手・阿里巴巴集団(アリババグループ)は、国内インターネット大手・新浪のミニブログ「微博(ウェイボ)」部門株式18%を取得したことに続き、国内位置情報サービス(LBS)大手の高徳軟件公司(オートナビ・ホールディングス)は10日、アリババが2億9400万米ドルで同社の約28%の株式を取得し、筆頭株主となることを明らかにした。13日付中国証券報が伝えた。
アナリストによると、アリババは今回の投資によって、高徳軟件公司の位置情報サービスを通して、オンラインとオフラインを繋げるO2O(Online to Offline)分野に進出し、位置情報サービス市場における基盤を固めることで、市場シェアを拡大する狙いがある。高徳軟件公司の位置情報サービスと新浪の「微博」には既に提携の経験があるため、今回の買収完了後、両社の融合は更に進むと見られる。
「中国証券報」より 2013年5月13日