中国物流購買連合会鋼鉄物流専門委員会が1日発表したデータによると、5月の中国鉄鋼業購買担当者景気指数(PMI)が46.8で、前月から1.7ポイント上昇し、2カ月連続の上昇となった。しかし、この指標はすでに3カ月連続で景況感の改善と悪化の分岐点である50を下回っている。3日付中国証券報が伝えた。
全般的には、原材料価格の下落、製鉄所による生産能力削減措置の不十分さ、製鉄所と関連企業の在庫総量がなお高いことから、需要の若干の上昇が鉄鋼市場の回復をもたらすことはないと指摘されている。短期的には中国鉄鋼市場の動揺が続くと見られる。
「中国証券報」より 2013年6月3日