◆自動車市場の販売増、偽りの繁栄か
今年上半期の中国自動車市場の生産・販売台数は16.7%増・14%増というデータを示したが、一部の1線都市に勤務するディーラーは本紙記者の取材に応じた際に、「これは偽りの繁栄だ」と述べた。
記者が広州の各自動車市場を取材したところ、黄石路の中国ブランドの専売店では、停車スペースが商品の車によって占められていた。このディーラーは、「以前は店側で必要な車があれば、メーカーがその車を送ってきた。現在は店側の同意なしで車が送られており、在庫が膨らんでいる。現在の自動車市場の販売状況を見る限り、メーカー側がディーラーに在庫を押し付けなければ、現在の在庫だけでも3カ月分の販売を補える。多くのメーカーが対外的に発表している販売データは、実際に顧客に販売される量を示すものではない」と指摘した。