6月22日午後3時、熱波が押し寄せる中でも、沂源県中荘鎮(町)黄土崖村の果樹栽培農家・王孝春さんは手を休めることなく、リンゴに紙袋をかぶせる作業を進めていた。
王孝春さんが一昨年、生産した普通の富士リンゴは、高いときで一キロあたり4.6元で売られたが、彼が昨年、果樹栽培科学技術協会技術者の指導の下で育成した「沂源紅SODリンゴ」の80型は一つ4元で売れた。
王孝春さん「『SOD機能型リンゴ』は、沂源県北方果樹栽培技術協会が組織して栽培したものである。協同組合はモデル村の創立を基盤に、「協会+協同組合+生産拠点+モデル農家」という経営モデルを作り出した。協会の一端は生産拠点となる農家とつながり、もう一端は市場とつながっている。
協同組合は中国農業科学院果樹研究所の汪景彦教授をはじめとする専門家から成る顧問団を招請して、6人から成る専門技術サービス部を創設し、沂源紅SODリンゴの栽培の全過程を指導している。
一昨年、第1回リンゴの王さま賞を受賞したリンゴは重さが530.6グラム、糖度が18度に達し、その場で9190元で競り落とされ、昨年リンゴの王さま賞を受賞したリンゴは重さが520.8グラム、糖度18度で、8888元で競り落とされた。そこで沂源県内では、糖度の高さでリンゴの価格を決める珍しい状況が現れた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月16日