(3)各分野の投資が強い勢いを見せた。そのうち建築業、科学研究、技術サービス業、採鉱業、不動産業の4大業界に対する投資が倍増した。建築業に対する投資額は、541%増の28億ドルに達した。
(4)地方企業の対外投資が加速した。これまで中国企業の対外投資は中央企業が多く、地方企業は少なかった。地方の対外直接投資に占める比率は現在、全国の対外投資額の31%を占めている。沈報道官は、「中国企業の対外投資の増加は、市場主導と国内の原動力が最も重要な主因だ。中国企業が対外投資・提携により獲得した経済・社会効果が現れ始めており、企業の対外投資の自信を深めた」と指摘した。中国政府の政策指導、投資先の投資環境の改善もまた、重要な作用を発揮した。このような流れを受け、中国の対外投資は下半期も、高い増加率を維持するだろう。