米フォーブス誌のウェブサイトは7月16日、シリコンバレーは科学技術イノベーションのトップの地位を維持できるだろうか、と疑問を呈した。これは常に検討・議論されている問題だ。中国やインドなどの新興市場が代わりにリーダーになった場合、シリコンバレーは耐えられない損失を被ることになる。しかしKPMGの年間科学技術イノベーション調査では、科学技術イノベーションの重心は予想されていたように、急速に東に移っているわけではないことが示された。
KPMGは811人の世界科学技術企業の役員を対象に調査を進めた。その結果3分の1が、シリコンバレーが4年内に科学技術界における栄誉を、某海外市場に譲り渡す可能性が高いと回答した。この比率は非常に高く見えるが、昨年の調査ではこの観点を持つ回答者が約半数(44%)を占めていた。
これまでの常識を覆すようなイノベーションの中で、どの国が流れを導くのだろうか。同調査によると、米国は長期に渡る世界の科学技術巨塔としての地位を再び固めた。