「エコ文明貴陽国際フォーラム2013」が20日、貴陽で開幕した。
習近平国家主席(中共中央総書記)は祝賀の書簡で「環境保護、気候変動対策、エネルギー資源安全保障は全世界共通の試練だ。中国は引き続きしかるべき国際的義務を担い、エコ文明分野で世界各国との交流・協力を踏み込んで展開し、成果の共有を促し、環境の良好な素晴らしいふるさと地球を手を携えて建設する」と強調した。
習主席の書簡は張高麗副総理が会場で読み上げた。
習主席は書簡で、フォーラムの開催を熱烈に祝賀。「今回のフォーラムにはエコ文明建設に対する国際社会共通の関心が凝集されている。フォーラムの成果は必ずや世界全体の環境保護にプラスの貢献を果たすと信じている」と表明。「エコ文明の新時代へ向かって歩み、美しい中国を建設することは、中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現の重要な一部だ。中国は自然の尊重、自然への順応、自然の保護という理念に照らして、資源節約と環境保護という基本国策を貫徹し、さらに自覚的にグリーン型発展、循環型発展、低炭素型発展を推し進め、経済建設、政治建設、文化建設、社会建設の各分野および全過程にエコ文明建設を融け込ませ、資源節約と環境保護の空間構造、産業構造、生産方式、生活方式を形成し、空が青く、緑豊かで、水の清らかな生産・生活環境を子々孫々に残す」と強調した。
張副総理は続いて「習主席は今回のフォーラムに大変関心を寄せ、重視している。書簡はわが国のエコ文明建設の理念、意義、中身、基本国策を深く明らかにするとともに、引き続きしかるべき国際的義務を担うと表明した。エコ文明建設の力強い推進は中国のややゆとりのある社会の全面的完成、中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現にとって極めて重要な意義があるのみならず、世界の持続可能な発展の推進にもプラスだ。各方面は共に努力し、国際交流・協力を強化して、環境の良好な素晴らしいふるさと地球を建設するために積極的に貢献すべきだ」と表明した。
また、スイスのマウラー大統領兼国防相、ドミニカ国のスカーリット首相、トンガのトゥイバカノ首相、タイのニワットタムロン副首相兼商務相、イタリアのプローディ元首相が式辞を述べた。
開幕式後、張副総理は外国の元政府要人、国際組織幹部らと短く話を交わした。
エコ文明貴陽国際フォーラムはエコ文明をテーマとする中国の国レベルのフォーラム。今回は「エコ文明の建設:グリーン変革とモデル転換--グリーン産業、グリーン都市、グリーン消費の先導する持続可能な発展」をテーマに、国内外の賓客4000人余りを招待した。
「人民網日本語版」2013年7月21日