広東省政府は23日、今年8月1日から同省広州市にある広州白雲国際空港の出入国管理所で、72時間以内の滞在であれば中国のビザを不要とすることを明らかにした。オーストリア、ベルギー、フランス、ロシア、米国など45カ国のパスポートをもち、第3国のビザと航空券をもった外国人旅客が同空港を経由して第3国に行く場合、中国のビザをもたなくとも同省内に72時間滞在することを認めるという措置だ。これにより広州は、北京市、上海市に続き、大陸部で3番目に72時間ノービザ滞在を実施する都市になる。
広州出入境国境警備検査総合ステーションの朱建敏政治委員の説明によると、広東省の72時間ノービザ政策は中国を訪れる団体旅行客だけがその恩恵を受けるものではなく、政策で設定する条件を満たした個人旅行者も同じく恩恵を受けられる。広州白雲国際機場股フェン有限公司の張育民総経理(社長)によると、72時間ノービザ政策を実施すると、白雲空港の今年の国際線から国際線への外国人乗り継ぎ客はのべ100万人を突破し、2015年には国際路線の路線数は125本に上り、同外国人乗り継ぎ客はのべ約150万人に達することが予想されるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年7月24日