中国の海運会社グループ・中国遠洋運輸集団(中遠集団)傘下の中遠航運股フェン有限公司が明らかにしたところによると、中遠集団の船舶「永盛」は8日に大連港を出航し、北極海の北東航路へと向かった。中国の商船が同航路を経由して欧州に向かうのは今回が初となる。新華社が伝えた。
北極海航路には北東航路と北西航路がある。海上運送の効率という点から見ると、北極海航路は従来の航路よりも航程を12-15日間短縮できるため、業界内では「黄金航路」と呼ばれている。
北極海の黄金航路が開通すれば、中国と欧州・北米市場の距離が大幅に短縮される。北極海航路の開通により、船舶の燃料消費や二酸化炭素の排出を削減し、エネルギー効率を高め、経営コストを下げ、企業の利益を拡大することが可能だ。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年8月9日