グローバル化時代にあって中国は隣国である日本との協力は回避できないし、回避を選択すべきではないが、我々はあまり期待し過ぎないほうがいいし、大きな譲歩と引き換えに日本の譲歩を手に入れようとも思わないほうがいい。実際には日本政府が帰って企業と内部会合を開きさえすれば、中国企業の日本での発展のチャンスは塞がれる。日本はもちろん中国企業の日本でのチャンスをすべて封鎖するわけではない。表面的なやり方で個別の例を挙げ、メディアを通じて誇張宣伝をするだろう。
日本政府はこの方面の外交戦略でかなり卓越している。中国は日本のような手ごわい政府とやりとりする場合は至る所で注意する必要がある。中日韓FTA交渉にあまり期待せず、積極的かつ建設的に欧米各国と協力してドーハ・ラウンド交渉を推し進め、自ら世界に市場を開放し、世界が中国に市場を開放するよう促すほうがいい。(商務部研究院研究員 金柏松)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月14日