易小準氏(資料写真)
世界貿易機関(WTO)のアゼベド次期事務局長は17日、中国の易小準WTO大使ら4人を次期事務局次長に任命した。WTO事務局次長に中国人が就任するのは初めて。アゼベド次期事務局長はこの人選について、多角的貿易体制における際立った貢献、および長年蓄積したWTO関連の豊富な経験に基づくものと説明した。4人は10月1日に就任する。
WTO幹部は「世界銀行、国際通貨基金(IMF)、世界貿易機関(WTO)は国際経済制度の三本柱であり、三大機関の上層部にいずれも中国人がいることは、中国が世界経済問題への参与を深め、より重要な役割を発揮していることを物語るものだ」と説明した。
WTOウェブサイトの紹介によると、易氏は「ベテラン貿易高官」で、1980年代から一貫して国際貿易関連の仕事に従事し、中国商務副部長(商務次官)を経て、2011年から中国のWTO大使を務めている。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月19日