中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は19日、メディアの取材に応じ、「中国経済が減速し続けるような状況になることはない。下半期は引き続き穏健な金融政策を実施し、必要に応じて微調整を行う。状況によって、柔軟な調整を実施する可能性もあるが、下半期に大規模な調整が行われることはないだろう」との見方を示した。20日付中国証券報が伝えた。
周総裁は「現在の経済成長率は7.5%前後で、これは妥当な水準である。中国の経済成長の内的原動力は極めて強く、減速傾向が続くことはない。世界経済が全般的に低迷する中、中国経済は比較的安定した成長を保っている。これは容易な事ではない」と指摘した。
「中国証券報」より 2013年8月20日