▽8位:フランクフルト 全面的に低下
欧州の金融センターは現代の世界の金融センターの発祥地であり、これまでずっと「伝統」や「老舗」のイメージを保ってきた。だが欧州債務危機が引き続き進行する中で、欧州経済とユーロは過去1年にわたり劣勢を跳ね返せないでいる。ドイツのフランクフルトは総合力ランキングで12年のパリと入れ替わり、8位になった。資本市場、外国為替市場、銀行市場、保険市場で構成された「金融市場」の項目をみると、12年の5位から3つ順位を下げて8位になった。また「成長発展」では10位入りできず、前年の5位から15位に下がり、「産業のバックアップ」では7位から10位に、「サービス水準」では7位から9位に、「国の環境」では4位から8位に、それぞれ順位を下げた。