中国のインターネット大手・騰訊(テンセント)は16日、ポータルサイト運営大手の捜狐(SOHU)の検索事業子会社「捜狗」に4億4800万米ドルを出資し、自社の検索事業「捜捜」に統合することを発表した。騰訊は「捜狗」の36.5%の株式を取得することになる。また、騰訊は出資比率を近く約40%に高めることを決めた。17日付中国証券報が伝えた。
騰訊の最高経営責任者(CEO)馬化騰氏は中国証券報のインタビューに応じた際、「今後は全て捜狗を中心に事業の融合を図る」と述べた。今後、騰訊の検索エンジン、ブラウザ、漢字入力システムは捜狗の技術を導入し、自社開発のモバイル用インスタントメッセンジャー「QQ」、スマートフォンに特化した無料メッセンジャーアプリ「微信」、音声検索システムなどの新商品では全面的に捜狗のシステムが利用可能となる。
「中国証券報」より 2013年9月17日