1905年に建造された旧ドイツ総督邸である青島市の「ドイツ総督楼旧跡博物館(青島迎賓館)」は間もなく、修繕工事のため閉館する。これに合わせ、洋館が立ち並ぶ別荘地帯である「八大関」の花石楼や公主楼などの近代建築も改修・修繕工事に入る。
青島迎賓館の職員によると、長年、風雨や日差しに晒されたことで、迎賓館の屋根瓦は老朽化し、非常にもろくなっており、修繕しなければならないという。
迎賓館の修繕計画は2011年から準備が進められていたものの、難易度が高く、また必要な建材も特殊だったため、提携企業を探すのに時間がかかっていた。最終的には、ドイツから直接、屋根瓦を購入することに決まった。ドイツの専門家は8月に現地視察に訪れ、調査データに従って自国でで瓦を製造する予定だ。「数日前にドイツから、瓦のサンプルが届いた。元のものと同じになるよう、色などの調整している」と職員は話す。
写真:ドイツ総督楼旧跡博物館の屋根
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月21日