世界スマートシティフォーラムで鎮江ニューシティが注目を浴びる

世界スマートシティフォーラムで鎮江ニューシティが注目を浴びる。

タグ: 鎮江ニューシティ スマートシティ 周牧之 東京経済大学  

発信時間: 2013-10-23 15:31:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

テロップは、世界スマートシティフォーラムにて講演する

周牧之教授

 

世界スマートシティフォーラムにて講演する周牧之教授 

 

世界で注目されているスマートシティプロジェクトのいまを紹介する一大イベント「世界スマートシティフォーラム」(日経BP社主催)が10月22日、日本神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開かれ、周牧之東京経済大学教授が「中国鎮江生態ニューシティのチャレンジ」と題して講演した。

周氏は昨年スタートした「江蘇省鎮江生態ニューシティプロジェクト」マスタープランの総合プロデューサー・総括を務めた。長江沿岸の鎮江市内220平方キロのエリアに100万人のニューシティを建設する同プロジェクトは、都市造りと環境保全という中国の二大問題の解決に挑む。

マスタープランには、「モジュール都市」という大きな特徴がある。「モジュール都市」コンセプトは、「都市造りで直面する課題の包括的な解決を目指し、環境及び健康に配慮した都市造りを行う」計画手法として、内外の高い関心を呼んでいる。

具体的には、ニューシティの開発空間すべてを①徒歩圏の都市モジュールとする、②各都市モジュールは住宅、オフィス、商業、娯楽、学校、医療などフルセットの「都市機能」を持ち、個性を兼ね備える、③公共交通網、エネルギー網、ITネットワーク、産業ネットワーク、緑道ネットワーク、水系ネットワークなど「都市ネットワーク」によって都市モジュールを束ね、中型都市を造る、④5つの中型都市を「都市ネットワーク」で結び、都市連合体となって100万人口のニューシティを形成する。

鎮江ニューシティの「都市ネットワーク」造りの目玉は、路面電車(LRT)の整備である。ニューシティの都市モジュール交通を徒歩圏とLRTで賄い、大気汚染、エネルギー大量消費、交通渋滞を抑える。

また、エネルギーではガスコージェネレーションを配置し、電気と熱の地産地消を行うとともに、CEMS(City Energy Management System)と共同溝エネルギーネットワークにより、省エネ創エネシステムを張り巡らせる。

シンポジウム会場の大きなスクリーンには、色鮮やかなプレゼンテーション画面により、緑と水に包まれた鎮江ニューシティの街造りの全体像が示された。計画エリアは農地や水面、緑の生態空間を65%とし、開発空間は35%に留められる。

山や運河、水田など鎮江に昔からある美しい生態要素をきちんと残しつつ、住民に新しいライフスタイルと都市スタイルを提供する斬新な都市造りプランが、来場者の高い関心と共感を得た。従来のスマートシティやエコシティなどの理想を総括的にアプローチしたとして鎮江生態ニューシティのマスタープランは大きな注目を浴びた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月23日

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