中国保険監督管理委員会(保監会)が24日発表したデータによると、1―9月の保険会社の利益総額は前年同期比134.9%増の917億5000万元になる見込みである。そのうち、家財保険会社の利益額が同20.2%増の327億9000万元、生命保険会社の利益額が同515.7%増の470億元、資産管理会社の利益額が同36.7%増の23億3000万元になる。
保監会統計情報部の朱金渭副主任は、保険業利益急増の原因は前年同じ時期の基数がわりに低かったことや資産運用収益の改善にあると指摘する。2012年1―9月期、保険業の株式・ファンド投資が損失となっていたが、2013年は新政策の登場を受け保険会社が資産の配分を見直したことで、資産運用収益が大きく改善した。保険業の利益急増傾向は年末まで続くと見られる。
「中国証券報」より 2013年10月25日