都市部に移った農民の所得の伸びが、消費需要の伸びをもたらし、消費の潜在力をさらに発揮させている。投資需要の持続的な伸びが、経済の持続的な発展に強いエネルギーをもたらしている。また都市部で労働力などの生産要素の空間的な集中が進むにつれて、労働参加率が上昇しており、潜在的な成長率も都市化に推進され上昇している。
専門家の予測によると、中国の都市化率は52.6%だが、中レベル所得層が約23%しかいない。中レベル所得層の割合が上昇するのに伴い、16年の消費規模は30兆元を超え、20年は50兆元に迫ることが予想される。今後10年間で都市部の人口は4億人前後増える見込みだ。出稼ぎ労働者の市民化による固定資産投資を1人あたり平均10万元として計算すると、これから新たに40兆元の投資需要が生まれることになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年10月30日