中国石油大手の中国石油化工股フン有限公司(中国石油化工、シノペック)は5日、親会社の中国石油化工集団公司(シノペックグループ)から上海証券取引所の取引システムを通じて同社の株式を買い増ししたとの通知を受けたと発表した。6日付中国証券報が伝えた。
中国石油化工集団は、企業のブランド価値と現在の株価を考慮し、10月5日以降の12カ月間に二級市場から子会社の中国石油化工の株式を買い増しし、累計買い増し総株数は発行済み株式の2%(5日の買い増し分を含む)を上限とするとしている。
市場筋は、中国石油化工集団はこのタイミングで子会社株式の買い増しを実施したことは、中国では新たな上場企業株式買い増しブームがいよいよ始まることを暗示していると指摘する。
「中国証券報」より 2013年11月6日