中国国家統計局は9日、10月の一部経済データを発表した。単月の経済成長状況を反映するコア指標である一定規模以上工業企業(国有企業と年間売上高500万元以上の非国有企業)の増加額(付加価値額)を見ると、10月は前年同期比で10.3%増、伸び率が9月を0.1ポイント上回った。前期比でも0.86%伸びた。
アナリストは、この前複数の機関が10月の一定規模以上工業企業の増加額の伸び鈍化を予想したが、実際は9月を超える伸び幅となり、中国の景気持ち直し傾向が一層強固なものになっていることが反映された。投資と輸出の好転が景気回復を支える重要な要因だったと見られている。
「中国証券報」より2013年11月11日