財務省が昨日発表したデータによると、9月の経常収支は前年比14.3%増の5873億円の黒字となり、8ヶ月連続で黒字を維持した。好調な経済データ、大幅な円安により、日経平均株価は昨日1.3%上昇の1万4269.84円をつけた。しかし市場関係者は、安倍晋三首相の景気刺激策は、今年第3四半期に「減速帯」にぶつかると懸念している。
財務省が同時に発表したデータによると、日本と海外の実物・サービス・投資などの取引状況を反映する2013年度上半期(4−9月)の経常収支が、10.7%増の3兆500億円の黒字となった。アナリストは、「円安により、円換算後の投資収益の黒字が過去最高を記録し、貿易赤字を補った。これは日本企業の活発な海外投資を反映する」と指摘した。
財務省のデータによると、10月の対内株式投資は7102億円の取得超となり、2ヶ月連続で取得超を記録した。海外投資家は主に、中期業績報告で好調ぶりを示したモーター・銀行・建築関連銘柄を購入した。