香港上海銀行(HSBC)が21日発表した11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は、50.4と、10月の50.9から小幅に低下した。一方で、11月のPMIを構成するサブ指数の中で、製造業生産指数の速報値は51.3となり、8カぶりの高水準を記録した。22日付中国証券報が伝えた。
11月、PMIを構成するサブ指数の大半が低下傾向となり、新規輸出受注指数と原材料在庫指数の低下幅が顕著だった。HSBC中国の屈宏斌チーフエコノミストは、「11月の中国製造業PMIが小幅に低下したことは、中国の景気回復のペースがやや鈍化したことを意味するもので、外需の不振と企業の在庫補充の減速を反映した」と指摘する。
「中国証券報」より 2013年11月22日