改革開放から35年が経った今、経済発展の成果を振り返ってみよう。35年間の中国の経済発展ぶりは、次の数字によってたどることができる。
・国内総生産(GDP)は1978年の3645億元から、2012年は51兆8942億元に増加
・経済規模は78年の世界10位から、12年は2位に躍進
・一人当たり平均GDPは78年の381元から、12年は3万8420元に増加
・外貨準備は78年の1億6700万ドルで世界38位から、12年は3兆3116億ドルに増加し、7年連続で世界1位
国務院参事室の姚景源特別研究員は、上記のような改革開放スタートからの35年間の中国経済が成し遂げた奇跡について、「われわれは35年の時間をかけて、貧困を脱し、衣食の問題を解決し、全面的な小康(ややゆとりのある)状態に向かって歩き始めた。これが20世紀から21世紀の初めにかけて、中国が行った人類への最大の貢献だ」と話す。
▽経済成長の奇跡 33年のGDP年平均増加率は9.8%
改革開放の35年の中で、中国の経済規模はレベルアップを続け、総合的な国力は大幅に向上した。GDPは78年の3645億元から12年は51兆8942億元へと飛躍的に増加した。78年の3645億元から86年の1兆元に到達するのには8年かかったが、91年の2兆元に到達するのには5年しかかからなかった。その後の10年間は毎年平均約1兆元増加し、01年に10兆元の大台を突破した。02年から06年は年平均約2兆元増加し、06年に20兆元の大台を突破。その後は2年ごとに10兆元増加し、12年には52兆元に迫った。