中国国内の鋼材価格が先週、再び低下した一方で、生産能力は再び上昇した。主要鉄鋼メーカーが発表した出荷価格には間接的な価格引き下げの動きが見て取れた。26日付中国証券報が伝えた。
アナリストは「年末が近づくにつれ、市場の需要の弱含みが続き、鉄鋼メーカーには売上、在庫、資金などといった多くの圧力がかかっており、間接的な価格引き下げ、優遇、差額補給などの方法で卸売業者や末端顧客の注文を引きつけることしかできない。しかし、鋼材価格はすでに比較的低水準にあり、これ以上の低下には限りがある。今後一定期間は上昇と低下を繰り返す不安定な推移が中心になると見られる」との見方を示した。
「中国証券報」より 2013年11月26日