米イェール大学金融学の陳志武名誉教授は中国証券報のインタビューに応じ、『中国共産党中央の改革の全面的深化における若干の重大問題に関する決定』が資源配分において市場に決定的な役割を発揮させることを明確に示したことについて、「金融業にとっては新しい監督・管理理念であり、金融改革の成果を最大限に活かすことができる」との見方を示した。28日付中国証券報が伝えた。
陳教授はまた、民間資本による銀行設立と資本勘定の自由化をめぐる改革はいち早くブレークスルーを成し遂げると見られるものの、預金保険システムを先に整える必要があるため、預金金利の上限が完全に撤廃されるにはまだ時間がかかる。国際市場のこれまでの例を見ると、民間金融の発展と規模拡大を目指すには、公正・公平な法律と監督・管理の環境を整える必要がある」と述べた。
「中国証券報」より 2013年11月28日