今年中に中国国産車を3車種発売する予定だったマツダが再びペースを緩め、国産CX-7の発売と国産新型マツダ6(アテンザ)のラインオフが、来年上半期に延期された。この問題について、一汽マツダの田青久副総経理とマツダ中国法人の渡部宣彦CEOは、「生産準備段階の制限によるもの」と表明した。今年のスカイアクティブテクノロジー搭載車はCX-5のみにも関わらず、年末までに数千人の購入者に交付できない見通しとなっている。来年になり新型マツダ6・マツダ3(アクセラ)というスカイアクティブテクノロジー搭載車が追加されると、マツダは輸入トランスミッションを使用するため深刻な市場の課題に直面する。しかし渡部CEOは、「来年は最大の輸入資源を投入し、新車種の国産を保障する」と表明した。京華時報が伝えた。
◆輸入資源を拡大
渡部CEOによると、スカイアクティブテクノロジー用のトランスミッションは現在すべて日本で製造されており、日本から輸入している。中国市場はマツダのグローバル事業において非常に重要な市場であり、トランスミッションの供給が来年の生産に影響を及ぼさないようにするため、最大の資源を投入し生産能力の問題を解決する必要がある。この状況は、長安マツダからも裏付けを得ている。長安マツダの周波執行副総裁は、「当社は最大の努力により、輸入トランスミッションの供給問題を解決する」と語った。周執行副総裁はマツダの上層部に対して、日本が中国の目標に積極的に対応し、輸入トランスミッション面の支援を行うよう強く求めた。